本日(2020/3/10)、インターネットで適当にニュースを見ていたところこんな記事
があり、珍しく手書き文字について話題になっていたので、取り上げることにしました。
話題になった字はまるで新聞のような字
手書きの字です。#しれっとすごいことを言う見た人もやる pic.twitter.com/AmcGG5nE43
— もこ字練習帳 (@mokozirensyu) March 7, 2020
一瞬見た感じ「これ本当に手書きなの??」と思ってしまいそうな字ですね! 記事を書いた時点で13.5万以上のいいね!と26万弱のリツイートがされていました。凄まじい影響力です。
もこ字練習帳さんとはどんな人か
先ほどの上の記事によるともこ字練習帳さんは万年筆専門店の販売員さんであるそうです。どうやら話題になった字はすべて万年筆で書かれたようです。驚異的ですね、万年筆はインクの量の調節が難しくちょうどよく書くのが大変という印象がありますから。しかしボールペンではあまりできない太さの強弱、インクの濃淡等を表現でき、またインクさえあれば詰め替えなくても書けるというところが万年筆の魅力ですね。(これは万年筆素人の感想です)
なおもこ字練習帳さんのTwitterプロフィールには「字の練習をしています 支援していただけると喜びます:) 」としか書かれていないので、どういった店なのかなどそれ以上の情報はわかりませんでした。ただTwitterから文字だけでなく絵も描いていることはわかりました。
どのようにして書けるようになった!?
— もこ字練習帳 (@mokozirensyu) February 24, 2020
こちらはもこ字練習帳さんが文字練習したときの用紙かと思われます。こういった字を書けるようになったわけはもこ字練習帳さんいわく
「文字を練習しはじめたきっかけは、メルカリで届いた荷物に添えられていた手紙の文字が、私以外の人が読むわけでもないのに文字がきれいで素敵と感じ、文字をきれいに書くようになった。2018年5月から練習しはじめ、B5のノートを埋めるペースで1日1ページ書き続けた」
のだそうです。ほ~~~という感じですね。文字がきれいで素敵と感じることは素晴らしいですが、そこからおよそ2年近く毎日B5ノート1ページびっしり埋めるように練習する方なんてなかなかいません。
私も中学校のとき英語ノート(B5)にびっしりと単語を書いてこいという宿題を出されたことがあり、こんな感じのことをしたことはあるのですが、ものすごく時間がかかり辛かった覚えがあります。
ですからもこ字練習帳さんのようにきれいな文字に感銘を受けて練習し始める方などなかなkいないはずです。すばらしい!
もこ字練習帳さんの文字を少し分析
ここからはもこ字練習帳さんの手書き文字の特徴と感想を少し書きます。
マス目いっぱいの文字
PLATINUM センチュリー UEF
Highness Black Tea pic.twitter.com/jlBUlj4050— もこ字練習帳 (@mokozirensyu) January 26, 2020
上記のTwitterを見てわかるように、もこ字練習帳さんの手書き文字はマス目いっぱいに書かれています。漢字であろとひらがなであろうとマス目の占有率はあまり変わらないように見えます。
画数が少ない漢字やひらがなは文字の大きさが小さくなりがちなのですが、そういったことが全くないのがもこ字練習帳さんの手書き文字の特徴ですね。一般的に紹介される美文字とは正反対の書き方です。
書き方が独特
こうやって書いてるよ pic.twitter.com/lPIgQYFKzN
— もこ字練習帳 (@mokozirensyu) January 24, 2020
上記の文字は上部と下部で文字色を変えて書いているようで非常に独特ですね。中央部で少しインクが混ざっているようにもみえます。Twitterを見ると他にもいくつかの書き方および作品が載っていますね。ただ文字が美しいだけでなく、芸術要素があるのもおもしろいところです。
文字の震え
ゆっくり書いているためか文字に震えがありますね。これも手書き文字でしか出せない特徴といっていいでしょう。震えがある場合はゆっくり書いていることが多いです。丁寧な印象を与えられますね。
新聞のフォント寄りの文字
どこの新聞かはわかりませんが、もこ字練習帳さんが書く文字は新聞のフォントに似ています。文字がブロックのようで、また少し横長であるが特徴ですね。新聞本文の文字も明朝体の一種で硬い印象がありますが、もこ字練習帳さんの文字には柔らかさ、温かみが感じられます。
またよくWord等で作られる文書にある書体とは違います。Wordの日本語書体は1文字が正方形に近い形をしているもののほうが多い印象があります。
ちょっと前に話題になった稲川フォントの要素がある
稲川フォントと検索すれば、デザイナー稲川淳二さんが書いた独特のフォント画像がたくさん出てきます。もこ字練習帳さんの文字はこちらの書体に似た要素があるような気がします。数年前に話題になりました。
きれいな字を書けるようになるには
最後のまとめに困ったので、きれいな字を書けるようになる方法を書くことにします。
きれいな字を書けるようになるには、もこ字練習帳さんと同様
「繰り返し練習する」
しかありません! 結局練習、数をこなすことが一番だと思います。数をこなす中で使えるのではないかというツールをいくつか紹介してこの記事を閉めようかと思います。
本を買って練習する
書道やペン習字を始める
一般的に紹介されている美文字を書きたいのであれば、書道を始めるのも一つの手段です。のし袋に筆できれいに書けたらかっこいいですね。
YouTubeを活用する
こんな感じで東宮たくみさんをはじめほかにも何人かのYouTuberが動画を出しています(私てがきろうも何本か動画を載せています)。「美文字 書き方」や「handwriting」などで調べれば漢字だけでなくアルファベットの美しい書き方も見られます。動画を活用するのもいいかもしれません。
ちなみに私ももこ字練習帳さんには及びませんが、明朝体風に文字を書いた動画を出したことがあります。よろしければご覧になり評価、コメント等してくださると幸いです。
