この記事では手で書く文字の改善の仕方を紹介します。今回の内容は非常に簡単です。すぐに実践できます。
では早速改善前と改善後の画像を比較してみましょう。今回は関東の都県を例にしました。
改善例


それぞれの画像を拡大して見てみてください。
画像が粗いのでわかりにくいかもしれませんが、何が違うかわかるでしょうか?
答えは各画のはじめの「打ち込み」です。これさえ実践すれば今まで幼く見えていた字が大人っぽく見えるようになります。
打ち込みとは?
「打ち込み」(別称「ため」)とは各画(すべてではない)の始点に
こんな感じでおおよそ斜め40度が45度の線の「ため」を作ることです。小学校の書道の時間に入り筆は10時半の角度と習った記憶が私はあります。
書道のように筆を使って書くときは意識しなくても斜め45度のためのような形を作れます。しかし硬筆特にボールペンやマジックのような先の形が変わらない道具で書くとたいていこういった「ため」は作りません。

「ため」をうまく作るコツ
「埼玉」を例に説明します。最近「翔んで埼玉」がやってたのでそれにしました。(Windowsの変換は「とんで」と入力しても「翔んで」に変換されない!)
上の画像がよいパターンです。書くにあたって次の3つの点を意識しています。
- ための長さは1 mmあるかないか(画像の1マス(ルーズリーフ上4マス)は12 mm)ぐらいに抑え、長くしすぎない
- 横画、縦画のときは斜め40度から45度を意識する
- 基本的に角張らせる
ための長さは1 mmあるかないか(画像の1マス(ルーズリーフ上4マス)は12 mm)ぐらいに抑え、長くしすぎない
上の画像はだめな例です。これは12 mmのマス目に対して2~2.5 mmくらいの長さの「ため」があります。さすがにこれだと長すぎます。

横画、縦画のときは斜め40度から45度を意識する
上の画像はまただめな例です。見てわかるとおり角度が45度どころか90度も超えています。こうなると逆にかっこ悪くなってしまいます。角度はほどほどにしましょう。


基本的に角張らせる
上の画像は打ち込みに少し丸みを持たせた場合の例です。これでも悪くはないために×ではなく△にしています。やわらかい印象を与えたいときはこちらの打ち込みを使ったほうが有効でしょう。
しかし丸みを帯びた打ち込みは境界をつけるのが難しく間延びしてしまいがちです。かっこいい大人っぽい字を書きたいのであれば打ち込みは角張らせたほうがよいでしょう。
以上の3点を意識して「打ち込み」つくるだけで、字の印象はかなりかっこよくなります。幼さは払しょくでき、周りの方からも「字きれいだね~」とか言われるかもしれません。
今回の内容は「打ち込み」を作るだけという非常に簡単なものなのでぜひすぐに実行してみてください! 最後まで読んでくださりありがとうございました。